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園長挨拶

ごあいさつ
 
明星幼稚園のホームページへようこそおいでくださいました。
 
幼稚園(認定こども園)は、教育基本法、学校教育法等に基づく、子どもたちが人生で初めて出会う学校であり、健康な心とからだづくりを通して、生涯にわたる人格形成の基礎を培う専門の教育・保育機関です。
 
 明星幼稚園は、創立者が掲げた仏教の精神「慈愛」の心により、子どもたちに心豊かな人間形成の基礎を養うことを教育・保育目標としています。慈愛の心とは、人間、自然、動植物すべてに宿るいのちを尊び、相手の立場になって物事を受け入れ考えることができる心です。当園では、子どもたちが、身近な人のおかげや自然の恵みなどに感謝の気持ちをもち、誰にでも優しく思いやりをもてる人間に育ってほしいと願っています。
 
 この教育・保育目標のもと、明星幼稚園の子どもたちは、明るくのびのびと毎日の幼稚園生活を送っています。園生活の中心となるのは「遊び」であり、遊びが子どもの「学び」です。子どもたちは、毎日の遊びを中心とした生活を通して、思考力、主体性や社会性の芽生えを培っていきます。例えば、子どもの大好きな遊びに「砂場遊び」があります。子どもは砂遊びを通し、砂や水の性質、不思議さに気づき、自然現象・事象などへの興味関心をもったりします。また砂場では、友達との協同作業やシャベルなど道具の貸し借りも頻繁に行われます。これらを通して子どもたちは友達と上手に関われるようになったり、言葉を獲得したり、語彙を豊かにしていきます。
 
 幼児期は、子どもたちの学びである自分の大好きな遊びに、夢中になったり没頭したりする体験を多く重ねることが大切です。遊びを通した多くの自己実現の体験が、意欲や集中力を生み、生涯にわたる主体性や自立心を養う基礎となっていきます。しかし、私たちおとなは、子どものなかにおとなを期待してしまい、おとなにとって大切と思うこと(例えば、文字の読み書きや、数字の計算が出来るなどがあげられます。)を早期に子どもに求めてしまうことがあります。著名な哲学者ジャン=ジャック・ルソーは、著書である教育論「エミール」において、子どもは子どもとして重んじられ、「子どもは小さなおとなではない。」と述べています。当園では、子どもたちがご家族や周囲のおとなの愛情と信頼関係に支えられ、安心して大好きな遊びをたくさん楽しむことが大切であり、そのことが将来への確かな備えになると考えます。
 
 明星幼稚園は、全保育者が子どもたちの日々変わる思いや願いを受容しながら、「すべては子どもたちのために」最善の教育・保育を考え実践している幼稚園です。皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。 

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